福祉住環境コーディネーター
生活の場から、暮らしやすく、元気が出る住環境を創っていきます。
高齢社会に対応するため、我が国では公共機関をはじめ、段差のない高齢者にやさしい環境づくり、
また、障害を持つ人たちに優しい環境づくりを目指しています。
福祉住環境コーディネーターは、こうした福祉社会へ向けての住環境整備の重要性を広く社会へ
浸透させるための、市民啓発的な役割を持っています。
福祉住環境コーディネーターはバリアフリーを生活の場である住環境から変えていくことを提案します。
医療・福祉・建築に関して体系的で幅広い知識を身につけ、
各種の専門家と連繋をとりながらクライアントに適切な住宅改修プランを作成します。
また福祉用具や諸施策情報などについてもアドバイスする知識と能力を身につけたアドバイザーとして、
東京商工会議所が実力を認定する資格です。
日本人の平均寿命は男女とも世界一の水準です。長寿はよいことではあるが、
個人にとっても社会にとっても良いことばかりとは言えません。
高齢者人口が増えるにつれ、寝たきりや痴呆などで介護が必要な高齢者は増加します。
身体機能の低下によって、住宅内の段差や階段でつまずいたり、
浴室やトイレ、水回りの設備などにも不具合を感じる人も出てきます。
高齢者の住宅内事故は年々増加傾向にあり、同年代の交通事故死亡者数を上回っています。
また、介護をする家族にとっても不便が出てきます。
これらを解決するための有効な手段として住環境の整備があります。
そこで、高齢者や障害を持つ方の福祉・医療・保健面と住宅改修・福祉用具といった各種の知識を持ち、
また専門家と連繋をとりながら、クライアントに最適な住環境を提供する人材の必要性がでてきました。
それが、福祉住環境コーディネーターです。