古来日本では、季節感いっぱいの
和風月名で各月を表現しています。
７月は、稲の穂が実る月なので
「穂含月」（ほふみづき）と呼ばれます。
他に「文月」（ふみづき）とも呼ばれます。

半夏生
何か、怪しげで分かりにくい言葉です
二十四節気を更に細分化した七十二候の
一つで、7月の初めの頃にあたります
「半夏」と言う卯植物が生え出す頃になります
仏教用語に似た”夏安居”があります
旧暦の4月16日～7月15日頃ですが
雨期の仏教セミナーと言ったところでしょうか！
半夏と言う植物
”半夏”は、カラスビシャク（烏柄杓）・里芋科の
植物で、日本全土の日当たりの良い畑に生え
有毒ですが、球根は漢方で枕吐・去痰等の
薬としても用いられます
雌花で蝿等を呼込む食中植物でもあります
　


余談ですが、”半夏生”とそのものずばりの
植物があります、こちらはドクダミ科の植物
なので、”半夏”とは全然似ていません
同時期に花が咲き、葉の表面だけが白くなる
白化がおこるので”片白草”とも”半化粧”
とも呼ばれます、面白いですね。

七夕
五節句の一つで「シチセキ」と読みます。
七夕の由来は、中国伝来の織女星と牽牛星が
有名ですが、女子の手芸・芸能・技巧上達を祈る
中国伝来の行事である乞功奠（きっこうでん）
の他、日本伝来の祖霊を祭る為に機織りを
して織上がった布を祖先の霊に捧げる布を
織る女性を「棚機つ女」（たなばたつめ）と
呼んだ事から「たなばた」の名がうまれたと
言う説が有ります、「棚機つ女」は禊ぎをし
身を清め、水辺で布を織ったと言われています

七夕（媛社：ひめこそ）神社のご紹介

福岡県小郡市大崎１
織姫と媛社（ニギハヤヒノミコト）を祭神と
する神社で”福岡県小郡市大崎１”にあり
弐の鳥居の扁額には磐船神社と棚機神社と
書かれています、こちらの鳥居はかなり古いです
こちらは日本古来説の感じがします。
平安時代の筑後地方の献上品は「織物」でした
又この辺は（端間）、遠賀川海運の拠点で、
上流は帆掛け・下流は潮汐を利用していました

磐船神社は”ニギハヤヒ”を祀る「物部氏」の
神社です、小郡市は物部氏の領地でした
神社の歴史は世界で一番永い日本の歴史です

令和六年六月吉日更新

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ブログ開設しました旬の会のBlog　　　　2018年12月2日更新